【木更津市】昭和と共に創業された100年近くの歴史を持つ御菓子司「平政」。こだわり抜かれた和菓子はいかがでしょうか?
木更津市桜井にある、御菓子司「平政」。交通量の多い道路の交差点に面しているので、常連の方も、気になっていた方も多いと思います。
こちらのお店では、素材にこだわられた和菓子を販売しています。店内に入ると、あんこから手作りの最中や、焼き方にこだわりのあるカステラが並びます。
また、イートインスペースも利用できます。
「本日のおのみ物セット」も注文できるので、その場で飲み物と一緒に和菓子を頂くこともできちゃいます。※混雑状況により、お休みとなる場合もあります。
今回、御菓子司「平政」三代目店主の平野さんにお話を伺いました。

御菓子司「平政」三代目店主の平野さん
────こちらのお店は、いつごろから営業されているんでしょうか?
平野さん:初代店主が最初は横浜にお店を出していて、その期間も含めると100年近くになりますね。職人として営業を始めたのが昭和の始まりと同じくらいなので。
────100年近く! 長い歴史があるんですね。
平野さん:ええ。初代が私の祖父で、私が三代目なんです。初代が工芸展で大賞を取り、東京で一番になった過去もありますよ。賞状もそちらに。
────すごいですね! それでは、こちらのお店の人気商品を伺ってもいいですか?
平野さん:やはりこの「お富與三郎 最中」ですね。
────こちらの商品名は、どういった由来があるんですか?
平野さん:木更津を舞台にした、歌舞伎の「与話情浮名横櫛」にちなんだものです。これは与三郎という主人公の、一目惚れから始まった波乱万丈の実話を元にした物語なんです。
────なるほど、歌舞伎の演目が由来なんですね。
平野さん:実際に、東京の歌舞伎座での公演でこの最中を販売させてもらったこともあるんですよ。
────商品へのこだわりを教えてください。
平野さん:素材の良さを引き出したいと思っています。あんこも、小豆から手作りしていて、その小豆も、直接北海道の生産者の方とお会いして購入を決めたんです。
────北海道で会われたということですか?
平野さん:そうなんです。北海道で、直接小豆を見せてもらって、色々ご縁があって購入を決めました。
────この後頂くのが楽しみです! ありがとうございました。
今回購入させていただいたのは「お富與三郎 最中」の北海道産の小豆を使用した黒あんと、白いんげん豆を使用した白あんの2種類。そして期間限定のさくらもちです。
●お富與三郎 最中(黒あん)
中のあんこはつぶあんで、小豆の香りがして、小豆をしっかり感じられます。あんこはたっぷり入っていますが、後を引かない甘さなのでペロリと食べられました。
●お富與三郎 最中(白あん)
黒あんよりもまろやかな甘みです。サクサクした最中の皮とよく合います。こちらも豆の香りを感じられて美味しい!
●さくらもち(期間限定)
ちなみに期間限定のさくらもちも購入しました。生地がフワフワで、落ち着いた甘みのこしあんと、桜の葉のしょっぱさが癖になります。期間限定のため、来年また頂くのが楽しみです。
ちなみに、取材に伺ったときは桜餅を販売されていましたが、取材日の後に柏餅の販売が始まったそう。有名な美味しい「お富與三郎 最中」はもちろん、五月の節句に柏餅も食べたくなっちゃいます♪
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