【君津市】台風25号で運休が続くJR久留里線の久留里〜上総亀山間は、鉄道で復旧せず、バスなどの代行輸送が続きます。
台風25号の影響で運転を見合わせているJR久留里線の久留里〜上総亀山間について、JR東日本は鉄道での復旧を断念すると2026年10月23日に発表しました。この区間は2027年4月1日に廃止される予定で、前日の2027年3月31日までは、引き続きJR東日本がバスなどによる代行輸送を行うとのこと。

久留里駅(2025年2月撮影)
JR東日本の復旧に向けた検討結果では、この区間では列車の運行に影響する被災が多く、特に上総松丘駅〜上総亀山駅間では大規模な盛土の崩壊が3か所で起きていたそうです。被害の詳しい調査や検討を進めた結果、復旧には工事に着手してから半年ほどかかることが分かりました。
一方でこの区間は、2026年3月9日に国土交通大臣へ鉄道事業の廃止の届出が出されています。こうした事情から、鉄道での復旧は断念せざるを得ないという結論になったとのこと。

久留里駅前ロータリー
久留里〜上総亀山間は、JR東日本が2024年11月27日に、鉄道からバスなどを中心とした新しい交通体系への転換が最適だと表明していた区間です。2026年2月16日には、君津市と代替交通の費用負担などに関する基本合意書を結んでいます。
合意書では、君津市が運営・運行する自動車交通の18年間分の費用として、JR東日本が20億円を出すとされています。地域貢献の取り組みとして挙げられているのは次のとおりです。
〇久留里駅の交通結節点整備と、松丘・亀山地区の交通拠点整備
〇バス停留所の環境整備
〇乗換案内用デジタルサイネージの整備
〇地域イベントに合わせた代替輸送の支援
このほか、久留里線沿線の観光振興など、地域の活性化につながる取り組みも計画的に行うとされています。

久留里駅前広場
同じ台風25号の影響では、JR内房線の姉ケ崎〜長浦間の運転再開の見込みを、2026年10月の記事でお伝えしています。
久留里〜上総亀山間の列車は、運転を再開しないまま廃止予定日を迎えることになりました。








